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概要


父親からリゾートホテルの経営を引き継いだ主人公(クマ太郎)が、倒産の危機に瀕しながら、経営において大切なことに気づいて業績を改善させ、さらに社員もお客様も自分自身も深い幸福を味わえるようになるまでの物語。


目次


1.苦悩
2.きづき
3.変化の胎動
4.本当に大切なこと
5.ビジネスにおける真理


ポイント


・利益はお客様の幸せの対価なんだ
 お金のためだけに働くのか、それともお客様を幸せにしてその結果として利益を得るのか。どちらが正しいかではなく、どちらを望むかだ。

・幸福の源は身の回りにあふれている
 身の回りに意識を向け、感謝しよう。クレームを言われようが、お客様がいること自体が幸せなのだ。感謝の心を持ち続ける事で、より良いサービスを提供する事ができる。

・成功は幸せの条件じゃない
 成功する事が目的ではなく、自分と自分の周りの人を幸せにする事が目的なのだ。自分がよりすばらしい心を持てるように自分が成長していけばいい


感想


「どうすれば成功するか」だけを考えてビジネスをしていれば、お客様に対して心からサービスを提供する事はできない。「自分が成功するために、お客様を満足させるようなサービスを提供するんだ」という心構えでは、上っ面だけのサービスになってしまうという事ですね。

周りに感謝するというのはなかなか難しいと思います。病気になって初めて健康のありがたさがわかったり、一人暮らしをして初めて親のありがたさがわかったりという事はあるかもしれませんが、生きているだけで幸せだと感じるにはどうしたらいいでしょう。

明確な答えはまだわかりませんが、「世の中を知る」という事が重要かなと感じました。日本は本当に恵まれていて、戦争もなければ疫病や食糧飢饉もありません。
それを当たり前のように思って生きていますが、世界を見ると、日々の生活もままならない人達はたくさんいます。そのような状況を知る事で、ささいな事にも感謝できるかなと。

そこで「自分は幸せな方だ、あーよかった」ではなく、「恵まれない人たちに対して自分でも何かできる事はないか」と皆が思うようになれば、確実に世界は変わるのではないでしょうか。

といった考えが思い浮かびつつも、僕自身大した事はできていないです。ただ、この本を読んで考えが変わった事は確か。世の中に貢献するための、ほんのささいな一歩を踏み出したと思います。

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