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Wedding
Wedding / Andrew Morrell Photography


結婚してから1年ちょっとが経過しました。
お互い一人暮らしをしたことがなく、初めての経験だらけの結婚生活でバタバタしていましたが、ようやく時間の余裕を持てるようになってきたと思います。

私はこれまで主に仕事に役立てるために本を読んできたのですが、結婚生活を送っていく上でも本の存在は欠かせませんでした。
そこで今回は、結婚生活に役立った本を「生活」「お金」「健康」「コミュニケーション」についてそれぞれ2冊ずつ紹介させていただきます。




生活



【概要】

家の中には、使わないモノ、どこかからもらってきたモノなどたくさんの「ガラクタ」がある。
使わないモノを捨てて、本当に必要なモノだけに絞り込んでから、不要なモノの流入を断つ。
モノを絞り込むことでストレスを取り除き、毎日を快適に過ごすための考え方・ノウハウが「断捨離」である。

【ポイント】

・捨てるという行動から変わり始める

多くのモノを捨て始めると、内面的にも大きな変化が起きて、心理的な「とれわれ、こだわり、ひっかかり」までが取れてくる。
「モノを捨てる」というアクションを起こすことで、自然と住まいがきれいになって、自分の気持ちも、自然に心地よい状態になる。

・身動きがとれないのは、モノが無制限に入ってくるから

片付かない、片付けてもすぐに散らかってしまうのは、私たちがだらしないからではない。
管理できる量をはるかに超えるモノを持っているからだ。

・「使えるか、使えないか」ではなく「使うか・使わないか」で分けていく

「使っていないもの」を置いておくのはモノ中心の考え方。自分を中心に考え、今の自分にとって不要であればガラクタとみなそう。

【オススメ理由】

2人が一緒に暮らし始めるとどうしてもモノが増えてしまいがちです。
でもお互いの「モノを捨てる基準」が違うと、意見が衝突してなかなか整理する事ができません。
そんな時「断捨離のすすめ」を夫婦で読み、基準を統一する事で、スムーズにモノを取捨選択することができます。
今では「これどうする?」→「これは断捨離かな」→「了解~」という流れができ、無駄なモノが減り、スムーズに整理ができるようになりました。



【概要】

・自分が買えるマイホームのお値段は?
・保険ってどうやって選べばいいの?
・ケガや病気のときの応急処置ってどうやるの?
・これって冷凍保存できるの?
・義理の両親との上手な付き合い方は?
など、いまさら人には聞けないけど知っておきたい新婚夫婦に必要な情報が満載。

【オススメ理由】

恥ずかしながら結婚したての頃は食材の選び方や保存方法も知らず、掃除も適当にやっていた状態でした。
本書では生活の基本となる事をわかりやすく図解で説明してあります。
「自分は大丈夫!」と思っている人でも、生活していくうえで、様々な疑問がわいてくると思います。
一家に一冊、置いておいて損はありません。


お金



【概要】

不況でお給料が下がっても、増税で手取りが減っても、年金や政府が頼りにならなくても、時代に合わせて工夫をし、二人で力を合わせて年収600万円以上を確保し、この先行きの見えない厳しい時代を生き抜いていこう!
夫婦で豊かに暮らすためのお金の管理術を豊富なケーススタディーとともに解説。

【ポイント】

・ひとりの収入にたよっていては危険

今まで働いて得てきた自分の収入をすべて失い、専業主婦として夫の収入が上がるのを待ちながら倹約生活を続けるよりも、無理のない形で年収100万円でもいいので稼ぎ、将来の子どもの教育費や二人の老後資金をまかなうほうが良い。

・昭和の時代遅れのライフスタイルはやめよう

「家と車を買いなさい」「生命保険にたくさん入りなさい」「夫が外で働き、妻は家庭を守る」「年金はお国と会社に守ってもらう」という考え方は古い。
年金すらも自己責任になっている現代で、昔と同じようなライフスタイルは御法度である。

・自己投資は二人の人生の最優先事項

今の二人の生活を楽しむことも大切だが、できるだけ将来のキャッシュを生み出してくれそうなところにお金を使おう。
目指す年収の5%が自己投資額の目安、特に書籍は安価なのに大きな効果を生み出すことがあるのでオススメ。

【オススメ理由】

年収を増やすことも大事ですが、今ある年収でどのように暮らすかを考える事も重要です。
でもケチケチするだけではいけません。本書ではどう節約するだけでなく、どう使うかにもポイントを置いています。
今の時代にマッチしたお金管理術を学べる本書は、これからのマネープランを作るのに役立ちます。



【概要】

結婚したら、真剣にお金に取り組まないと自分の人生も家族の人生も、満足できないものになる
あなたが稼いだお金は、ふたりのお金。あなたの時間はふたりの大切な時間。
ふたりが納得できるお金と時間の使い方、バランスを見つけよう。

【ポイント】

・健康への投資は絶対にケチらない

40代になると、その人が健康に投資してきたかどうかがはっきり目で見える。
体や心が病気になってからでは、いくらお金を費やしても健康は買い戻せない。
お金をかけなくてもできる工夫をして、しっかり時間を投資しよう。

・ビンボー項目とぜいたく項目をつくって、生活にメリハリをつけよう

節約上手な人は、お金をかけることとお金をかけないことを、はっきり決めて実践している。
お金には限りがあるが、自分にとって大切なコトやモノに重点的に使えば、同じ額を使っても満足度はずっと大きくなる。

・お金で時間を買うという発想も大切にしよう

時間をかけることでお金が節約できることは多いが、時間の節約も大きな課題だ。
食洗機などの便利家電を購入したり、お掃除代行サービスなどを利用したりすることで、時間を節約することができる。

【オススメ理由】

保険、家、税金、老後資金などについて、簡潔にわかりやすく説明されており、誰でも理解できる内容になっています。特に「お金で時間を買う」という考え方は重要です。
また、単なる節約術ではなく「使う部分と使わない部分のメリハリをつけよう」という部分に納得できます。



健康



【概要】

ビジネスパーソンにとって重要なスキルは「IT、お金、英語」といわれるが、その前提となるのは健康なカラダであり、そのために身につけるべきは「カラダマネジメント術」である。
「カラダ負債」を減らして、ビジネス力をアップさせる54の方法を紹介する。

【ポイント】

・30代から「カラダ負債」がたまっていく

30代で運動習慣がある人は全体の20%しかいない。
運動をしないと目に見えない「カラダ負債」がどんどん溜まり、体型がみだれたり、体調が悪くなったりする。

・カラダマネジメントのメリット

カラダマネジメントでカラダを再生すると、生活と人生が良いスパイラルに入る。タイムマネジメントが上手になり、時間に余裕がでて、メンタルも強くなってストレスから解放される。
その結果、人生を楽しむ土台となる健康が手に入り、将来にわたって生活の質を高く維持することにつながる。

・まずは体ではなく頭を使う

忙しいビジネスパーソンが運動を続けるためには、時間と体力を効率的に活用して、最小限の努力で最大の成果が上がる工夫をする必要がある。

【オススメ理由】

ビジネススキルも大切ですが、それも健康な体あってこそのもの。そして結婚すると自分の健康が家族にも大きな影響を及ぼします。
時間の限られているビジネスパーソンがいかに自分の体を管理していくか、そのヒントが満載です。20代のうちに読んでおきたい1冊です。



【概要】

自己責任時代の三大自己投資は、勉強、お金、そして健康だ!
ビジネス書をこよなく愛する医師が同世代の若きビジネスパーソンにおくる「超」健康法。

【ポイント】

・とりあえず健康安全圏内に入る

健康生活を始めたばかりで、いきなり健康のど真ん中を狙いにいっても当てるのはむずかしい。
まずは、端っこでもよいので、とにかく着実に的に当てることを考えるべき。
効果があって続けられそうな健康法を、自分の生活の中に少しずつ取り入れよう。

・科学的根拠のない健康情報に惑わされるな

「水はたくさん飲んだ方がよい」「人は、脳のほんの10%しか使っていない」「暗いところで本を読むと、目が悪くなる」などは全く根拠がない話である。
流行の健康情報や迷信に惑わされずに、根拠のある健康法を見極める事が重要。

・健康度が上がると年収も上がる

健康度が上がると、いろいろなことにチャレンジしていく気力がわき、体も動きやすくなるので、行動へと移っていく。
これが結果としてキャリアアップにつながり、年収もアップする。
健康と年収の相関関係については調査で明らかになっている。

【オススメ理由】

健康法というと、本当に多くのものが世に出まわっており、どれが一体効果があるのか分からない状態です。
本書では科学的根拠があり、著者が実践してきた効果のある方法が紹介されています。
まずはひとつでも良いので実践してみてはいかがでしょうか。


コミュニケーション



【概要】

お互いが根本的にはまったく異なった”人種”であることを心得ておかないと、男と女はうまくやっていけない、ぎくしゃくとした関係ができあがってしまう。
だが、男女がそれぞれお互いの違いを心得て、尊重し合えるようになれば、二人の間のトラブルはたちまち減っていくはずである。
本書では、男と女の決定的な違いを詳細に分析し、打開の道を探っていく。

【ポイント】

・男は「受容」を、女は「共感」を求めている

女性が男性に送る「あなたは私を幸福にしてくれる人よ」というメッセージが、男性を大いに奮い立たせ、力を与える源になる。
自分の話を納得いくまで聞いてもらい、理解、同情してもらえたと実感できた時、女性は自分が相手に愛されていることを確信でき、それだけで心が満たされる。

・男は「調停屋」に、女は「教育委員長」になりたがる

男性は、愛する女性が悩みや心配事を抱えている時に、調停屋になろうとする。そして、独善的な問題の解決を押し付け、彼女の気持ちを変えようとする。
女性は、親しい男性が何か誤りを犯した時、教育委員長になろうとする。そして、頼まれもしないのに余計なアドバイスや批判をして彼の行動を変えようとする。

・男は「分析して満足する」、女は「話してすっきりする」

ストレスと直面した時、男性は、ストレスの種となっている問題を解決することにより気持ちを取り直し、女性はその問題に関して話すことによって気持ちを切り換えようとする。

【オススメ理由】

考え方の違いからケンカになるという事は結婚する前からあると思いますが、結婚するとコミュニケーション頻度が高まり、問題も起きやすくなると思います。
男は火星から女は金星からやってきた、星が違うんだから考え方が違うのは当たり前、と考え「じゃあどうすればお互いを理解できるか」を客観的に考える事ができればそんな問題も解決に向かうのではないでしょうか。
私自身、「女性は悩みを解決してほしいのではなく、ただ聞いてもらえればそれで満足」だなんて、思いもよらなかったのですが、実際そのとおりでした。
本書に書いてあることをすべて鵜呑みにする必要はありませんが、きっとコミュニケーションをする上でのヒントになるでしょう。



【概要】

人間関係に関する書物が1冊も出版されていない事に気づいたデール・カーネギーが人間関係の問題に関連のある書物をかたっぱしから調べあげ、小さなカードを作り、講習会などで使用した。
講習会の回を重ねるごとにカードの数は増え、15年後には1冊の本となった。
この本は15年にわたるカーネギーの指導の現場から生まれたもので、すべて実験済みのものばかりである。

【ポイント】

・ささやかな心づくしを怠らない

妻に対するささやかな心づくしの価値を軽く見すぎている男性が世の中には多すぎる。
結婚の幸福は、ささいな心づくしの集積によって得られる。
たかが数本の花を妻に贈るのに、彼女が入院するまで待つことはなかろう。
明日は、帰りがけに、バラの二、三本も買ってみてはどうだろう。

・ほめる

女性が夫によって幸福を与えられるとすれば、その幸福は、夫の賞賛と愛情以外のどこにもない。
そして、その賞賛と愛情が真実のものであれば、それによって夫の幸福もまた保証される。

・礼儀を守る

無作法は愛情を破壊するがんだ。それくらいのことは、誰でも知っているはずだが、とかく、家のものに対しては、知らない人に対する場合よりも無作法にふるまう。
礼儀こそ結婚生活の潤滑油なのである。

【オススメ理由】

コミュニケーションに関する名著と呼ばれ、多くの人々の助けになってきた「人を動かす」ですが、「人を動かす三原則」「人を説得する十二原則」などと共に「幸福な家庭をつくる七原則」なるものも書かれています。
書かれている事は、言われてみれば当たり前の事ばかりなのですが、ついつい忘れてしまいがちな事でもあります。
外では律儀な人でも家庭ではぶっきらぼうになってしまう、心配りを忘れてしまう、というような経験はあるのではないでしょうか。
たまに本書を見直す事で、ついついやってしまいがちな過ちを正す事ができるのではないでしょうか。



落ち着いたとはいえ、まだまだ学ぶ事は多そうです。
これからも様々な本を手に、勉強していきたいと思います。


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