2010年に読んだビジネス書100冊の中で最も衝撃を受けた5冊
11/01/08
「2010年に読んだ本100冊の中で最も影響を受けた10冊」を読んで、私も振り返りたくなったので紹介します。
読んだ量は厳密には数えていないのですが、おそらく100冊くらいだと思います^^;
読んだのが2010年であって、発売年とは違う点もご了承ください。
最高のチームをつくるシンプルな仕掛け
上司から言われた通りにやって成果が出ても、部下は嬉しくない。
「北風と太陽」の童話の北風のように、チームメンバーを力ずくでコントロールするのではなく、太陽のように照らすことで自ら行動するような仕掛けをつくろう。
・褒める代わりに「感謝」、叱る代わりに「確認」
・「キミはどうしたいの?」で手柄を立てさせヒーローにする
・「ほかになんかある?」はモヤモヤを引き出す魔法の言葉
どちらのマネジメントも経験してきた筆者の言葉には重みがあります。
この本は今後も何度も読み返していきたいと思います。
ブログ記事
【太陽のマネジメント】最高のチームをつくるシンプルな仕掛け / 黒岩禅
「先読み力」で人を動かす
事前に問題を予測し一歩先に行動すれば、時間の余裕が生まれ人生を充実させることができる。
トラブルをどうやって解決するかという手法だけでなく、そもそもトラブルを発生させないように動く事も大切。
・ミーティングのクオリティは事前の「段取り」で決まる!
・関係者をリードするためにはまず相手の立場に立つ
ついついその場の流れで判断をしてしまいがちですが、少し先を読んで行動することでトラブルを未然に防ぐことができます。
野球でバッターが打ったボールをダイビングキャッチでアウトにした外野手と、落ちる場所を予測して難なくキャッチした外野手。本当のファインプレーは後者に他ならない。
仕事やプライベート、あらゆる場面で「先読み」する事を心がけていきたいと思います。
ブログ記事
【一歩先を読め!】「先読み力」で人を動かす
ゆるい生き方
ビジネス書をたくさん読んで勉強しているのに「効率化するほどストレスになる」という人がふえている。
その人達は「ワークスタイル」と「ライフスタイル」を別々に考える事ができていない場合が多い。
ポイントは「プライベートに効率化を持ち込まない」という事。
プライベートにまで「ムダを排除して効率化」という考えが及んでいるようなら、ストレスがたまって当然である。
・プライベートに論理を持ち込まない
・人生を競争しない
・エスカレーターで歩かない
私は効率化が大好きで、ストレスに感じた事はなかったのですが少々やりすぎていたなと感じる事もあります。
自分はまだ良いのですが、家族の事を考えると、プライベートで効率化を重視しすぎるのもあまり良くないかもしれません。
どのタイミングでどうやって力を抜けばいいかを考えるのに、本書は大変役に立ちました。
ブログ記事
【カリカリライフはもうやめた!】ゆるい生き方 / 本田直之
プレイングマネジャーの教科書
プレイングマネージャー(中間管理職)の仕事はコミュニケーションといっても過言ではない。
そしてそれは誰でも身につけられるスキルであり、仕組化できるものである。
・持つべきは引っ張るリーダーシップよりも、回すマネージャーシップ
・コミュニケーション力を磨く事は、仕事力を磨くためのインフラ作りである
中間管理職といえば上司と部下の板挟み、いつも忙しく十分なコミュニケーションができないといった悪いイメージがつきまといます。
しかしこれはビジネスパーソンにとって成長できる大きなチャンスでもあります。
今まさにそのチャンスに直面している人、これから経験するであろうビジネスパーソンにぜひ読んでいただきたい1冊です。
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【コミュニケーションを仕組み化せよ】 プレイングマネジャーの教科書 / 田島弓子
日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
最後に、宣伝になってしまいますがこちらの本も紹介します。
会社に電話がない、顧客に会わない、10連休が年4回、全社員にiPhoneを支給、そして2年連続社員満足度日本一。そんな非常識な会社EC studioの秘密を明かしています。
私はこの会社に勤めて3年目になりますが、こうやって本が出て読者の反応を見てみると、改めて「あ、やっぱりウチの会社ってすごく変わってるんだ」と実感させられます。
この非常識に見えることが正しかったのだと証明するためにも、これからも頑張って行きたいと思います。
小飼弾さんの書評が秀逸すぎるので、ぜひご覧ください。
非常識?新常識! – 書評 – 日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
ブログ記事
【お客様は神様ではない】日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方 / 山本敏行
おまけ
勉強会を一緒にやっている友人が電子書籍を執筆しました。未来コミュニケーション
・自分の気持ちはそもそも相手に伝わらない
・コミュニケーションは間接的な動物的欲求である
・コミュニケーションは無意識に行われているため発達が遅れてしまう
様々な人物と出会い、コミュニケーションについて研究してきた彼の独特の考え方が展開されています。まだまだ荒削りな部分はありますが、読者との「コミュニケーション」を元にアップデートしていくそうです。
今年は私も電子書籍にチャレンジしたいと思います。
まとめ
全体的にマネジメントやリーダーシップについて学ぶ事が多かったように思います。学んでみて感じたのは、これは必ずしもリーダーや経営者だけが勉強すればいいというものではないという事です。
上司部下関係なく学ぶことでチームとしてより円滑に仕事が進むようになるのではないでしょうか。
2010年様々な教訓を与えてくれた本達に感謝致します。
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