【お客様は神様ではない】日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方 / 山本敏行
10/11/16
今回紹介する書籍は山本 敏行の『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』です。
実は私、この『日本でいちばん社員満足度が高い会社』の社員です^^
という事で、今回の書籍は社員目線で書評をしたいと思います。
概要
「社員満足度2年連続日本一」の会社、EC studioとはどのような会社なのか?
「お客に会わない」「10連休以上の休暇が年4回」「iPhoneを全社員に支給」等の制度の他、会社のやる気と利益をアップさせるためのノウハウを紹介する。
目次
第1章 「社員第一主義」の非常識な働き方
第2章 社員の満足度がアップする非常識な制度
第3章 小さな会社が成功するための非常識な戦略
第4章 小さな会社の利益を増やす3つのIT戦略
第5章 モチベーションと利益が劇的に高まるITツール活用法
ポイント
・社員満足が顧客満足を生む
社員が満足していない会社は顧客を満足させることはできない。
社員をいかに満足させるかが、経営幹部の仕事である。
うまくいっている会社の経営者は、まず、自分の社員のことを第一に考えている。
・制度はあくまで手段であって目的ではない
「この制度を整えたら、社員のモチベーションが必ず上がる」というものではない。
あくまで生まれてきた制度は結果であって、重要なのは制度を導入するプロセスである。
・人とITも餅は餅屋
人が得意なことは人に、ITが得意なことはITにさせる。
人は付加価値創造が得意で、ITは繰り返し作業が得意であるため、人が単純作用をくりかえさないといけないような状況はいち早く改善する。
マインドマップ
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感想
周りから見れば非常識だと思えるような制度やルールも、EC studioとしてはいたって真面目に考えて実施してます。
「非常識なルールを作ろう」という前提で取り組んだのではなく、結果として非常識だと見られるようになったという事です。
手厚い福利厚生や制度を導入している会社は色々ありますが、うまくいってない会社も多いようです。
詳しい理由は分かりませんが、制度に気を取られプロセスに意義を見出していなかった結果かもしれません。
従業員側はといえば、手厚い制度に慣れてくると「会社が○○してくれるのは当たり前だ」と思ってしまいがちです。そんな風に感じるようになったら、いくらモチベーションが高くても会社としては衰退していくでしょう。
「自分はなんて恵まれているんだ、この恩を会社に、そして会社を通じて社会に返していきたい」そういう心を忘れずにこれからも仕事に取り組んでいきたいと思います。
日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方
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