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今回紹介する書籍は『慧眼 問題を解決する思考』です。
レビュープラス様よりご提供いただきました、ありがとうございます。

概要


大前研一が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学で使われている思考トレーニングでもある大前流教育メソッドの事例の他、財政破綻、国債暴落、年金問題など、日本の抱える難題に対する分析、処方箋 を解説する。


目次


第1章:教育・ビジネス編
第2章:経営戦略編
第3章:政治・経済編
第4章:観光編


ポイント


人体の病気を見つけるためにはレントゲンなどの装置を使うことができるが、対象が日本や眼に見えない場合はどうするか。
哲学的思考を持ち、「究極の答えを求めて、徹底的に議論する」という事が必要だ。

日本の戦後の教育は「答えを自分で探し出す」という教育を放棄してきた。
自分では何も考えることができない、そんな生き方に不安を持っているからこそ、回答を求めて知識を詰め込もうとする。
しかし、知識やノウハウをいくら詰め込んでも、それはしょせん他人の意見だ。
重要なのは、がぶ飲みするのではなく、自分自身で価値判断する力である。

そして自分自身で答えを見つけるためには、問題解決力を身につけることが必須となる。



感想


本書では大前氏の運営する大学のトレーニングプログラムが紹介されています。
例えば「もしも私が観光庁長官だったら?」のようなお題に対して、どのように答えるか。
徹底的に考え抜き、物事の本質を見抜く力を見抜くトレーニングをしています。

最近では情報が簡単に手に入るようになり、この「徹底的に考える」という機会が減ってきているかもしれません。
本書にあるようにビジネス社会において唯一の絶対解はなく、自分自身で考え抜き答えを導く必要があります。

そのためのトレーニングの第一歩として本書は有効ではないでしょうか。
付録のDVDもありますので、併せてお役立てください。

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