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今回紹介するのは菅野 誠二さんの『共感をつかむプレゼンテーション』です。

概要

プレゼンテーションでは、自分のアイデアを熱い気持ちで発表することが大切だが、それだけでは成功しない。
日常生活における贈答と同じように、何よりも受け取る相手の状況や思いをくみ取ることがとても大切である。
プレゼンテーションとは「アイデアのプレゼント」なのだ。


目次


Ⅰ プレゼンテーションの基本確認
Ⅱ 内容の構成とシナリオ作成
Ⅲ 発表本番のスキルチェック


プレゼンテーションの基本


・プレゼンテーションの目的
1.相手の心を動かす
認識を変える

2.相手の体を動かす
態度や行動を変える


・相手にアクションを起こさせる三つの要素
1.合理性の訴求
なぜその行動が必要であるかを論理的に説得する。
行動の結果、どのようなメリットがあるかを提示する。

2.感情の訴求
自信、確信、熱意を示す。
聞き手の興味やおもしろさに訴え、歓心を買う。

3.共感の訴求
聞き手が現在、抱えている課題に理解を示す。
共有できるビジョンやゴールの設定をする。


・「なんのために?」を自問する
1.聞き手が抱える課題とその背景にはどのようなことがあるのか

2.何を達成したいと望んでいるのか、何を聞き手に理解し行動してほしいのか

3.全体の課題解決プロセスのどのステップまでをカバーするのか

4.与えられた時間内に目的は達成できそうか

これを把握していないと、聞き手の共感を得ることは難しい


感想


私はプレゼン自体は割と好きで色々な場面でやったりするのですが、うまく伝わらなかったり、一人よがりになってしまったりする事もあり、プレゼンの奥深さ、難しさを感じています。
しかし難しいからこそ、相手の心や行動が変わった時の喜びは格別です。

うまくいったプレゼンといかなかったプレゼン、何が違うかを振り返ってみると、やはり「相手の共感を得られたか」という点ではないかと思います。
この本ではその点が詳細に書かれており、自分がやりたいプレゼンではなく、相手の状況・気持ちをくみ取ることが大切だという事が理解できます。
言ってしまえば当たり前なのですが、では実際どうやったらそうできるのか、簡単には分からないのではないでしょうか。
本書の1章でプレゼンテーションの基本を確認し、2章では事実の調査・分析の方法を学び、3章では本番発表のためのチェック項目を確認できます。

プレゼンに苦手意識を持っている方、これからもっとプレゼンを改善していきたいと思っている方におすすめの1冊です。


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