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sleepy
sleepy / la_farfalla



スティーブ・ジョブズ、孫正義、オバマ大統領が行うような、人々を魅了する素晴らしいプレゼンがある一方、どうも聞いていると眠くなってしまうというプレゼンも日常で目にすることがあるかと思います。

なぜそのようになってしまうのか。
眠くなるプレゼンには何か共通点があるはずです。

今回ご紹介する、「プレゼンがうまい人の図解思考の技術」では、以下のように述べられています。




眠くなるプレゼンの3大要因


1.わかりづらい
ポイント、論理、筋道が理解できない

2.具体的でない
実施方法、実現可能性、期待効果が曖昧

3.面白くない
感動がない、意外性がない

どれか一つでも欠けると、
・内容は分かったけれども具体性に欠け、イメージがわかない
・具体的な説明だったけれども、何が言いたかったのか分からない
・面白いプレゼンだったけれども、結局伝えたいことがわからなかった
というようなプレゼンになってしまうという事ですね。

これでは眠くなるのも無理はありません。

対して素晴らしいプレゼンというのは、とてもわかりやすく、具体的かつ面白いという事になります。
そして何より重要なのは聞き終わった後に、思わず納得させられる事だと述べられています。

プレゼンの目的は「相手に納得してもらう」こと。
「説得する」のではなく「納得してもらう」というのがポイントで、説得は「相手に説得させられた」という受動的でネガティブなイメージがあるのに対し、納得は能動的かつポジティブなイメージになります。

ジョブズに無理やり説得させられてiPhoneを買ったのではなく、皆が自ら良さについて納得した上で購入したというように。
では、納得してもらうためには何が必要か。本書を読み進めて行きましょう。


納得してもらうための3大要素


1.わかりやすさ
難しい用語がなく、メッセージが論理的かつシンプルにまとまっている

2.信頼性
提案内容にも、それを伝える人にも信頼がおける

3.共感性
聞き手個人としてプレゼン内容に共感・感情移入できる


私はこの中でも特に「共感性」が大事なのではないかと思っています。
プレゼンは現実と理想のギャップを埋めるための提案をするもの。

共感を持ってもらうためには、提案内容はもちろんですが、現在の問題点の提示が的外れであってはいけません。
聴衆が「確かにそれは問題だよね」という共感をする、そこで初めてプレゼンを聞く姿勢になってもらえると思うのです。

本書では「現実」「理想」「提案」の3要素について、図を使って考え、示すことを推奨しています。
プレゼンの基礎となる部分ですので、図を使って論理的に組み立て、わかりやすく伝えることが重要ということですね。

図解思考に興味がある方、プレゼンの基礎部分を作るのが苦手だという方はぜひご一読ください。

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