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マイクロソフト社長を経験したこともある成毛眞氏の著書。「本を読まない人間はサルである」など、過激発言もちらほら。レバレッジリーディングとはまた違った、読書に対する考え方を得る事ができました。

概要


庶民から脱するには読書が必要。自分にしかできない仕事ができるようになり、一流の人と対等に話せるようになり、旅行や趣味などもプライベートが充実するようになる「超並列」読書術を紹介する。


まとめ


・なぜ1日に何冊もの本に目を通すのか?
職人や専門家は同じ分野の本を読み、脳の同じ部分を刺激させたほうがその分野に秀でた人になれるだろう。だが、ビジネスマンの場合、あらゆる本を読んで脳のあらゆる部分を刺激させたほうが、仕事に必要な感性が磨けるのである。

・「使える金」はすべて本に注ぐ!
今から40年以上も先の将来を考えてお金を貯めている人は、ずっと老後だけを考えて生きていくことになるだろう。それでは今現在を生きるのを放棄するようなものだ
若いころは貯金をするといっても、せいぜい年間で50万円か100万円ぐらいしか貯められないだろう。~略~そんなお金のために40年をムダにするぐらいなら、今もらっている給料の半分を本代に費やすべきである。~略~
お金に縛られ、負われる人生を送るのか、知識という一生モノの財産を使って、残高など気にしないでいられるほど稼げる人間になるのか。お金とは、使い方次第で生き金にも死に金にも変わるのである。

・読書に目的を持つな
読書は仕事に役立てるためにするもの、と決めこんでしまえば、自分が現在やっている仕事に関係する本しか読めなくなってしまう。だが、仕事の幅を広げ、仕事のためのアイデアを生み出すのは、一見、仕事にはまったく役に立たなさそうな「今の仕事とは関係のない本」だ。~略~
教養を身につけるために本を読もうとするならば、それはもう読書ではなく勉強である。知識を機械的につめこむだけでは、人生を豊かに生きるための力はつかない。ただ薀蓄をひけらかすことしかできないのであれば、それは知的な人間ではなく、たんなる雑学王である。
私にとって読書は遊びであるから、もちろん読書に目的など持っていない。それどころか、ふだんの生活でも計画や目標などいっさい立てない人間である。~略~
ムダを排除し、将来だけを見つめて最短距離を走り抜けるのでは、周りにある多くのチャンスを逃しかねない。何より、そんな人生はつまらないではないか。


感想


私のバイブルである「レバレッジリーディング」と正反対の事(読書メモはとるな、目的を持つな等)がいろいろ書かれており、改めて読書について考えさせられました。ただ、本書にも書かれているとおり、「本に書いてあることは、その著者のひとつの意見として受け止めればいい。」と思うので、2冊の方法を組み合わせて私に合う方法を生み出したいと思います。

具体的には、
・ビジネスと関係のない分野の本を月に2冊読む
・特に気に入った言葉のみ、読書メモを取る。感想はブログなどで発表する。
・読書や生活には目標を持つ。だが、目標とは無関係な事にも手を出してみる。そこから新たな目標が見つかることがあれば、目標を変える。
こんなところですね。

新たな価値観を得られた本書に感謝!

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  1. こんにちわ^□^またみにきちゃいました。
    思わずコメントしちゃいます♪
    また見に来ますんで更新がんばってください。

    • Mharu
    • 2008年 4月 05日

    銀狼さんコメントありがとうございます。
    頑張って更新しますので、また見に来てください。

  1. トラックバックはありません。

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