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今回のフォトリーディング&マインドマップ化対象書籍は古川雅一さんの「ねじれ脳の行動経済学」です。
著者の古川雅一様よりご提供いただきました、ありがとうございます。

概要


合理的な行動と合理的でない行動を見極め、仕事や私生活の悩みを解決するためのヒントを紹介する。


目次


第1章 理不尽な上司–自信過剰
第2章 契約が取れない本当の理由–認知不協和
第3章 ひねくれ者は成功する–フレーミング効果
第4章 損得を的確にとらえる方法–価値関数
第5章 あのビジネスは本当に儲かるのか–利用可能性ヒューリスティック
第6章 見積もりなんて嘘だらけ–アンカリング
第7章 都合よくとらえれば致命傷–確率加重
第8章 2年目のジンクス–代表性ヒューリスティック
第9章 頑固になれば成功できる–選好の変化とコミットメント


ポイント


・雑誌のボーナス特集を読むな
人間は推定を行う際に何らかの値を外部から与えられると、それを基準(アンカー)に設定する。
雑誌で「ボーナス平均3万円ダウン」と書かれているのを読んだあと、自社のボーナスが10万円ダウンだったという事を知ると、過度のショックを受ける。
そのような基準にまどわされず、会社の業績など、より多くの情報に基づく十分な調整を行うべき。

・終盤レースほど穴馬に賭けてしまう人間心理
穴馬には過大に、本命馬には過少にお金を賭ける傾向がある。(大穴バイアス)
特に終盤では、それまでのレースの負けを取り戻そうと、その傾向が顕著になる。

・8回までノーヒットの試合とギャンブラーの誤り
8回までノーヒットが続くと「そろそろヒット・・・」という気持ちがでてくる。
ピッチャーの疲労なども考えると一理あるのだが、確率的に考えると、8回以降もノーヒットが続く可能性は十分ある。


感想


行動経済学を身近な話題に例えていて、「それ、あるある!」と共感できました。

この本で重要なのは、冒頭に書かれてある通り
合理的な行動 = 正しい ではない
という事です。

合理的な行動と合理的でない行動を見極める力を身につけ、
日々の悩みやトラブルを解決する糸口を見つけようという事なのです。

そこを理解した上で、本書の内容を生活に役立てる事ができれば、様々な問題が解決できるでしょう。

さて、食べ放題で元を取とうとすること、やめよっと^^;


マインドマップ


ねじれ脳の行動経済学.jpeg

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  1. この本
    積読本になっています・・・。
    感想ありがとうございます。
    ちょうど出かけるし
    読むことにしようっと

    • Mharu
    • 2009年 5月 16日

    スマイルシグナルさん、コメントありがとうございます!
    本当に人間って面白いなと感じる本です、
    ぜひ読んでみてください^^

  2. Mharuさん
    はじめまして。
    勝間さんコミュからたどってきました。
    とっても見やすいブログで参考になります。
    記事の書き方も読みやすいですが、画面のレイアウトなどもすごく考えて作っていらっしゃいますね。
    私もフォトリーディング、マインドマップをテーマにブログをやっているので参考にさせていただきます!

    • Mharu
    • 2009年 5月 23日

    よーさいさん、コメントありがとうございます!
    お褒めいただき、とても嬉しいです。
    最初は広告やらバナーやらをいっぱい画面に
    散りばめていたのですが、見やすさを重視するために
    あれこれ削除していき今の形になりました。
    できればもっとオシャレな感じにしたいなと思っています^^;
    また見にきて下さいね!

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