【教科書に従え!】 星野リゾートの教科書
10/10/10
概要
軽井沢の老舗温泉旅館から、日本各地でリゾート施設を運営する企業へと飛躍した星野リゾートの星野社長が、戦略やマーケティング、リーダーシップの参考にしたネタ本30冊と、それらの本から学んだ理論の実践事例を紹介する。
目次
第1部 星野佳路社長が語る教科書の生かし方
第2部 教科書通りの戦略
第3部 教科書通りのマーケティング
第4部 教科書通りのリーダーシップ
第5部 教科書通りに人を鍛える
ポイント
・教科書を使う理由
囲碁や将棋の世界に定石があるのと同じように、教科書に書かれている理論は「経営の定石」である。
何も知らないで経営するのと、定石を知って経営するのでは、おのずと正しい判断の確立に差がが出る。
経営判断の根拠や基準となる理論があれば、行動のぶれも少なくなる。
・教科書の生かし方
1.本を探す
書店に1冊しかないような古典的な本ほど役に立つ
学問と実践を行き来した研究者の本を探す
2.読む
1行ずつ理解し、分からない部分を残さず、何度でも読む
3.実践する
理論をつまみ食いしないで、100%教科書通りにやってみる
・小さな会社ほど「教科書通り」の意味が大きい
中小企業は規模が小さい分、小回りがきく。社長が「この教科書通りにやってみよう」と方針を決めたら、その方向に向かって会社全体を動かすことができる。
体力の乏しい中小企業の経営リスクを減らすためにも、教科書を活用する必要がある。
マインドマップ
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感想
「ビジネス書に書いてるとおりにできるわけがない」「書いてあるとおりにやっても必ずうまくいくものでもない」と思っている方に是非読んでいただきたい本です。
星野氏は本に書いてある事を忠実に実行し、結果を出しています。でもすべてが成功しているわけではありません。
ここで重要なのは、実行してうまくいかなかった場合にどうするかという事です。
星野氏は書いてある通りにやった上で、改善を行い、次に活かしています。
だめだったら本のせいにするのではなく、やり方変えて自分なりの方法を見つけるということですね。
私はビジネス書は「ヒント集」だと思っています。
絶対的な答は書いてないけれど、ヒントは書いてある。
ヒントを元に自分なりの答を導きだす作業が必要だという事です。
もし答が書いてあったら人生つまらないと思います。
テレビゲームをやる時に、攻略本を見てからどのルートが正解なのか、どこにいったら何が起こるのかを確かめてからプレイすると、新鮮味がなくなってしまうのと同じですね。
これからも自分なりの答を探し求めてヒント集を読み込んでいきたいと思います。
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