マイクロソフトのトップ・エバンジェリストが語る究極のプレゼンハック100
13/03/03
小手先のプレゼンテクニックなんかよりも大切なことがある。
その「大切なこと」は、冒頭に書かれてあった。
私がプレゼンテーションで一番大切にしていることは、「経験」です。
プレゼンテーションでまず大切なのは「自分が説明するものを経験しているかどうか」、そして「説明するものを友達や、周りの人にも好きになってほしいと思うかどうか」です。
自分が心から好きで、周りの人にもぜひ好きになってもらいたいという気持ちがあれば、多少しゃべりが下手だろうが相手に気持ちは伝わる。
著者の西脇資哲氏は「テクニックはあくまでおまけなんだよ」という事を伝えたいに違い無い。
さすが、カリスマエバンジェリスト、最初の4ページでグッと心をつかまれてしまった。
とはいえ、仕事上好きではないものをプレゼンしないといけない場合もある。
そんな時はどうするか?
どうするかというと、好きになればいいのです。
好きになるにはどうすればいいか?
私の場合、好きになるまでとことん使いこなすようにしています。
プレゼンをどうしようかと考える前に、好きになることから始める。
これは何より大切なポイントだろう。
エバンジェリストという言葉はIT業界以外の方には耳馴染みのない言葉かもしれないが、、西脇資哲氏の言葉を借りれば
お客様やパートナーさまに必要とされる最新のテクノロジーをわかりやすく具体的に説明する仕事
である。
マイクロソフトやApple、IBMといった外資系のIT企業には、エバンジェリストが在籍している場合が多い。
以下では、西脇氏のテクニック部分についても、5つご紹介したいと思う。
大切なのは製品説明ではなく、「伝える」こと
製品の説明は紙に書いてあることを読めばわかる。
プレゼンは、相手に説明をして、それが伝わるというのがゴールである。
重要なのは、単に説明するだけではなくて、いかに上手に表現をするか。
自分視点・神様視点ではなく、「顧客視点」で
自分視点は自分が製品担当者
→「○○を出荷します」
神様視点は、一歩引いて空中から見ているイメージ
→「○○が出荷されました」
顧客視点は「みなさん」が中心。
→「みなさんは、○○を手に入れることができます」
自分視点・神様視点だと単なる製品説明だが、顧客視点になるとお客様が今疑似体験している気分になり、より伝わりやすくなる。
汚い言葉は使わない
「見えにくい」ではなく「見えづらい」、「わかりにくい」ではなく「わかりづらい」という言葉を使う。
「ごめんなさい、今日は画面が汚いです」というのではなく「今日は画面があまり美しくないんですけど」と言う。
美しい言葉を否定するように使うと、響きがよくなり、成果が違ってくる。
1分間に数字を3つ織り交ぜる
「2002年に出荷されたオラクルデータベース11g、こちら全世界99.7%のSQLをスピードアップすることができます。おおよそのスピードアップの平均値は40%です。」
このように効果的に数字を使うことで、説得力を増すことが出来る。
相手に考えさせる質問をする
「みなさまだったらこの後、どうしたいと思いますか?」(5秒空白)
相手に考えてもらうことによって、プレゼンテーションに引きこむことが出来る。
![]() |
送信者 Mharuマインドマップ |
上司への企画提案、顧客へのセールスなど、エバンジェリストだけでなく、多くの人にとってプレゼンをする機会はあるだろう。
プレゼンとは何なのか、何が大切なのか、どうやってすればいいのかを知るためにも、ぜひこの本を手に取ることをおすすめしたい。
おまけ
「酒とITと私」日本酒の魅力とWebを通じた情報発信についてプレゼンしてきました。
Comment
トラックバックはありません。
コメントはありません。