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概要


日本のビジネスパーソンがいかに能天気に働いているか、世界中を飛び回っている著者から見た日本の問題点を分かりやすく指摘。
そしてこれからの時代を生き抜くために必要な知識を伝授する。


ポイント


・世界標準は日本より二十年早い
アメリカ・ドイツ・インド等では、三十代で完成する事を念頭に働いている。
しかし日本人は、五十歳をすぎてようやく事業部長を任せられるのが常識だと思っている。しかも大きなチャンスが与えられない三十五歳から五十歳まではろくに勉強もせず、若い頃持っていた向上心が失われ、見事にサラリーマンとしての染色体が出来上がってしまう。
そして五十代になると、挑戦する事より、残りの人生をいかに安全運転で乗り切るかで頭がいっぱいになってしまう。

・即戦力に必要な三種の神器
1.語学力(英語)
最もコストが安い所で作り、売りやすい所でモノを売る事ができる時代になった。
それなのに製造拠点を国内に限定したり、日本語を理解する消費者だけをターゲットにした販売戦略をとっていたらそんな企業はあっという間に淘汰されてしまう。

2.財務力
アメリカ人は「あなたの正味価値は?」と聞かれたらすぐにバランスシートで答えることができる。日本人はバランスシートという概念すら持っていないのが普通だ。
自分の資産を金利0.1%の定期預金に平気で預けておくような財務感覚の持ち主が、ビジネスの世界で活躍できるとは思えない。

3.問題解決力
「問題がどこにあるのか」「何が問題なのか」を自分で見つけ出し、なぜその問題が発生するのかという原因に言及し、何をどうすればその原因を排除できるかという仮説を立てる。そして仮説→検証を繰り返す。


感想


私もそうでしたが、多くの日本人は世界の中の日本の状況を把握していないのではないでしょうか。この本はその点を分かりやすく説明しており、大きな衝撃を受けました。
これからの時代を担う若手ビジネスパーソンに読んでもらい、これからの日本を変えるパワーを身に着けてもらいたいと思います。
私も改めて勉強に対するモチベーションが上りました。

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