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概要


金融リテラシーとは、金融に関する情報や知識を単に学ぶだけでなく、そこで与えられたものを批判的に見ながら自己の金融に対する学習を経験として重ねていく事で、金融の情報や知識を主体的に読み解くことができるようになることを指す。
本書は、読者が金融を主体的に判断できるようになる視点の素地となるざ材料を提供することを目的とする。


目次


1.金融リテラシーの必要性
2.金融商品別の視点
3.実践
4.金融を通じた社会責任の遂行


ポイント


・お金を銀行口座に預けておく事はリスクになる
銀行口座に自分のお金を預けておくことは安全であるどころか、人生設計上リスクになる。
多くの人が「お金に働いてもらう」ということを知らないがゆえに、本来なら得られるべき収入を放棄している。
2005年時のように日本の株式などが40%も上がった時に、その利益を享受できていない。

・ルールを知らずに試合をしている
日本で金融に詳しくない人が多いのは、その背景に「お金のことを人とあからさまに話すのは恥ずかしい」とう美学があることや、汗を流して稼いだお金の方が尊いという価値観がある事が原因だ。
しかし、資本主義社会に生きている以上、金融に対する健全な知識を持たないまま生きるということは、ゲームのルールを知らずに試合をしているのと同じことを意味する。
金融の知識を上手に活用すれば、労働からの収入と金融からの収入のバランスをうまくとる事ができ、現在、社会人の誰もが感じているワークライフバランスをもっと上手に整えることができる。

・分散投資を理解する
どの株を買うか、どの国の債券を買うか迷う前に、株式や債券などのリスク資産の購入を決意することと、各資産をどのくらいの割合で持つかという判断が必要。


感想

金融に関しての勉強をやろうやろうと思っていたのですが、やっと本書を読む事ができました。
「金融知識なしに人生を生きるのは、ルールを知らずに試合をするようなものだ」。本書を読んで納得です。
投資や株というとリスクが大きいとか、そんな稼ぎ方はよくないなど、良い評判を聞かないのですが、少子化や年金問題が深刻になってきている点を考慮すると、重要なのは間違いなさそうです。
具体的なテクニックや、考え方なども記述されており、金融知識が全くない方、あるいは投資をしていて損ばかりしている方、必見です。

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