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An interesting ethical question.
An interesting ethical question. / 顔なし

登録者数20万人を超えるメルマガ「平成進化論」で知られる鮒谷周史さんのセミナーに行ってきました。
今回は少人数制の「武者語りの会」というもので、参加費は1人1万円、収益はすべて被災地の方々に義援金として寄付されるとの事です。


無形資産を備蓄せよ


資産には有形資産と、無形資産があります。有形資産は「お金」「不動産」「車」など目に見える資産ですが、無形資産は目に見えない資産です。
そして、無形資産の中で特に重要なのは「人とのご縁」。

人はついつい目に見えるもの欲してしまいます。
家や車などは自分の欲求を満たすために手に入れたいと思いますし、お金が沢山あると安心感につながります。

しかし、有形資産さえあれば良いというものではありません。
鮒谷さんは先日の震災の際、東京で帰宅難民になってしまったそうです。交通機関はマヒし、お金がいくらあっても意味がない状況。しかし「人とのご縁」がある鮒谷さんの元には何人もの方から助けの連絡がありました。その中の一人がレンタカーを借りて数時間かけてまで鮒谷さんを迎えに行かれたそうです。

メルマガを通して多くの無形資産を備蓄してきた鮒谷さんの周りには、数多くの仲間やファンがいるので、トラブルが発生したとしても、なんとかなる場合が多いのです。
これはお金には代えがたいものです、「5億円とメルマガどちらを取るかと言われたら、間違いなくメルマガを取る」ともおっしゃっていました。

震災に限らず、これからの時代いつ何が起こるかわかりません。
情報化社会により、人・物のつながりが近密になり、あらゆる物事がすさまじいスピードで進んでいきます。
そのような世界の中では、お金をコツコツ貯めるよりも、無形資産を備蓄していく方が安心して生きていけるのです。


情けは人のためならず


情けは人のためではなく、むしろ自分自身のためになる。
他人のためにしてきた事が、自分に良い影響やチャンスを与え、さらに他人に貢献したくなるというプラスのループが構築される。

術よりも道


道(精神)よりもも術(テクニック)が優れている人、術(テクニック)よりも道(精神)が優れている人では、後者の方が良いのは明らか。
ただし、道を理解するのは、術の習得も必要である。術をある程度体得すると、そこに思想が生まれ始め、道の理解につながる。まずはしっかりと術を身につけよう。



以下、私が鮒谷さんにした質問です。

Q.無形資産を備蓄できる人に共通する「思考」「行動」を教えてください。

A.共通しているのは「覚悟」「信念」があること。
人に貢献するという「思い」を胸にいつも行動している。そこからどう行動に落としこむかはその人次第。そして皆本当に楽しそうに、相手に貢献している。


Q.無形資産が必要な事は良く分かったのですが、具体的にどのように行動していけば良いでしょうか?

A.目の前の人に対してプラスの痕跡を残す。相手が求めている物はノウハウであったり、労力であったり、金銭であったり様々だが、その人に合った物を提供していく。
感謝の気持ちを伝えたり、褒めたり、ささいな事でも構わない、まずは目の前の人に対して行動をしよう。


Q.社会的に成功している人はとんでもない不幸から立ち上がった人が多いと思います。
私も大きな事を成すには、自分をドン底に追い込むべきではないかと悩んでいます。どう思われますでしょうか?

A.不幸なストーリーはだいたい後付けだし、誇張もしているからあまり鵜呑みにしない方が良い。自分も会社が倒産したが、全然不幸とも思わなかったし、不安もなかった。
そして大事なのは、「不幸にならないと成功しない」という思い込みを捨てるということ。ずっと幸せで成功した人もいるし、もっと色々な事例を見た方が良い。


感想


私は平成進化論を2年ほど前から購読しているのですが、鮒谷さんのイメージは真面目、無口で悟りを開いた仙人のような方だと思っていたのですが、実際はとても気さくで明るいイメージの方でした。
そしてお話好きで、平気で1時間以上ぶっ続けで話し続けますし、質問に対して10分以上かけて丁寧に返答してくださいました。

今回のセミナーで改めて「人とのご縁」の大切さを痛感しました。
私は自己投資にお金を注いでいる方ではありますが、人とのご縁に対してはそこまで投資をしてきませんでした。
今回のセミナーを機に自分の思考の「スイッチ」が入ったような気がします、目に見えるお金をどんどん無形資産に変えていこうと思います。

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